高知県のSDGsアドバイザーとして活躍している川村社労士のインタビュー記事

※このインタビューは2021年9月に撮影されたものです。

インタビュー中の情報は当時のものですのであらかじめご了承ください。

 

インタビュー内容をテキストにしております↓

 

高知県で社労士事務所をやっている川村先生にコロナ禍でどのようにSDGsコンサルをやっているのかをインタビューいたしました。

 

よろしくお願いいたします。まずは簡単に自己紹介をお願いいたします。

 

(川村さん)高知県で開業しています。川村と申します。開業して12年ほど経ちました。普段は医療・福祉業を中心に顧問契約をして活動をしています。

 

お客さんの規模的には?

 

(川村さん)300人の医療法人から3名の調剤薬局まで様々ですね。あとは保育園もあります。

 

従業委員は?

 

(川村さん)私一人です。

 

大体顧問先は何社ぐらいですか?

 

(川村さん)20社ぐらいですね。

 

メイン業務は?

 

(川村さん)労務管理、給与計算です。

 

そういった中でなぜ、SDGsコンサルに取り組もうと思ったのですか?

 

(川村さん)萩原先生のメルマガとセミナーでSDGsのことを知ったのですが、そこで興味を持ったんですね。「これはビジネスチャンスになるな」と。参加しないと乗り遅れるなと思ったので、講座に参加しました。

 

なぜ乗り遅れると思ったのですか?

 

(川村さん)当然、SDGs自体も開始されてから時間が経っています。私の感覚では、今取り組まないと、競合が増えてくると思ったからです。

 

なるほど。先行者利益を得られると思ったということですか?

 

(川村さん)そうですね。あとは当然、差別化したいという思いもありました。私は高知ですが、おそらくSDGsの言葉さえ知らない人がかなりいたので、SDGsのお話ができるだけでも、他の社労士とは違うなと思われると思いましたので。

 

2021年11月段階でもSDGsについて詳しい人は数ないですか?

 

(川村さん)言葉さえ知らない人ばかりでしたね。

 

SDGsはコロナが発生する前はかなり盛り上がっていました。いろんな講座がある中でなぜ、我々の講座に参加してくれたのですか?

 

(川村さん)萩原さんの講座はいくつか受講したことがあったのですが、ツールが素晴らしいといのが理解していましたので。コンサルを行う上で提供されるツールに不安は一切なかったですね。

 

受講してよかったことは?

 

(川村さん)これは、受講してというよりも、今現在アドバイザーをしていて思うのが、資料が非常に素晴らしいということです。基礎セミナーとターゲット解説。両方で300ページを超えると思いますが、県にも、アドバイザーがいますが、おそらくこのような資料を使ってやっているアドバイザーはいないと思います。

 

県のアドバイザーは?社労士はいるんですか?

 

(川村さん)私だけです。

 

コンサルの人がほとんどだと思いますが、その人に比べて資料が素晴らしい?

 

(川村さん)そうですね。コンサルごとに得意分野がありますが、その中で基礎セミナーをやっているのが、私と私立中学校の教頭先生ですが、おそらくこんな立派な資料を使ってはやっていないと思います。

 

なるほど。ところで具体的な活動内容を教えていただけますか?

 

(川村さん)今は、高知県の県から委託を受けて高知県のS D Gs推進アドバイザーとして活動しています。

 

認定コンサルタントというイメージですか?

 

(川村さん)そうです。

 

実際どんなことをやっているのですか?

 

(川村さん)まずは基礎セミナーですね。そして169のターゲット解説。そしてゴールとの紐付けの3回セットでコンサルを行なっています。あとは、高知県でもS D Gs企業の認定制度が始まりましたので、その指導も行っています。

 

基礎セミナーは経営者向けに?

 

(川村さん)そうです。実際にお客さんのところに行って基礎セミナーから紐付けまで3回やるイメージです。

 

気になる報酬ってどれくらいですか?

 

(川村さん)指導は原則3回で、それで1回の指導が4時間以上だと5万円。それ以下は3万円です。

 

それを3回確実にやると。

 

(川村さん)そうです。

 

コンサル先は川村さんが募集される?

 

(川村さん)私は顧問先に案内中ですが、今実施している2件のうち1件は県からの依頼です。

 

県が集客をしてくれているということですか?

 

(川村さん)県からもここに行ってくれないかというのもありますね。

 

アドバイザーというのは高知県独自ですか?

 

(川村さん)私も自分がもともとコンサルをやろうと思って調べたのですが、報酬出してアドバイザーを募集しているのは私が調べただけでは高知県だけでしたね。

 

お客さんは無料で参加できるんですか?

 

(川村さん)お客さんは無料です。コンサル費用は県から出ています。

 

ということ位は、県としても後押ししているイメージですね。

 

(川村さん)そうですね。

 

どうやって高知県のアドバイザーになったのですか?

 

(川村さん)もともと私が独自で有料コンサルで提案した医療法人があって、契約直前まで行ったんですが、その時に県のアドバイザー制度があるということが分かったんですね。で、医療法人の事務長から自社でコンサルを選定できないか?と県に相談してくれたんです。

 

それで、その事務所と2名で行って結果、独自の選定で構わないということで選定してもらいました。県の登録制度は試験があるのではなく、活動実績が確認できたら登録されるようです。

 

お客さんの推薦みたいな感じですね?

 

(川村さん)そうですね。

 

他のアドバイザーは何人ぐらい?

 

(川村さん)7名ですね。どういう基準でやっているのかわからないですね。アドバイザー同士の交流も全くないですし。使う資料もアドバイザーが持っているものでやるので、まるっきり他のアドバイザーが何をやっているのかわからないですね。

 

ちなみに、県からのアドバイザー活動以外にも顧問先のへの提案はどういう形でやっているのですか?

 

(川村さん)県のアドバイザーになったので、これを最大限に使おうと思っています。なので、こういった制度で無料で取り組むことができるのでやりませんか?と提案しています。

 

中小企業の経営者のニーズは?

 

(川村さん)私高知ですが、田舎だからかもしれませんが、SDGsに対しての知識がない人がほとんどなんです。まず、SDGsとはなんぞやから始まって、これに取り組むメリット、デメリットをお伝えしています。特に、取り組まないことへのデメリットを中心に話をしているのですが、これを伝えると、やっぱり取り組まないといけないなとなりますね。

 

デメリットとは?

 

(川村さん)やっぱり、将来的に企業における「ヒトモノカネ」がS D Gsに統合されるのは明らかなので、企業存続が難しくなるということを時間をかけて伝えています。

そして、SDGs個人レベルに落ちてくるので、商売しているなら、取り組んでいる企業と取り組んでいない企業ではどちらが顧客から選ばれるかは明らかです。そういったことを伝えています。

 

大体感覚的でいいのですが、顧問先のどれくらいが取り組もうと思うようになりますか?

 

(川村さん)私の顧問先は10年超えているところがほとんどなのですが、8割はやると思います。

 

高いですね。

 

(川村さん)説得する部分がコンサルに求められる部分です。やっぱりデメリットを危機感持ってもらって取り組んでもらうのか仕掛けが重要だと思います。

 

今後の需要は?

 

(川村さん)私はあると思います。なぜかというと、SDGsに対して、そもそもなんぞやという人がほとんどなので、やっぱりそういった基礎とかゴール、ターゲットを説明できるアドバイザーは必要だと思いますので。

 

なるほど。他の社労士でSDGsの活動をやっている人はいますか?

 

(川村さん)いません。学ぶ機会もないので。おそらく高知県では私だけだと思います。

 

本業へのシナジーは?

 

(川村さん)やっぱり、SD Gs学んでもらてばわかるのですが、ゴール8は働き方改革なので、これに関する案件は増えていくると思います。同一労働同一賃金で賃金制度の見直しだとかも増えていくと思います。SDGsコンサルをやる時点でその提案自体も容易になってきます。

 

私はSDGsコンサルをやらない理由がわからないぐらいです。知らない人に指導ができるのは、ランクが上になります。人がやっていないことを教えてあげる立場になるので、やらない理由が理解できないぐらいですね。

 

事務所のSDGsコンサルの位置づけは?

 

(川村さん)最優先課題ですね。顧問先でもまだ提案できていない所もあるので、そこに対しては早めにご案内する予定です。あと、県のアドバイザーをやっているので、近隣の市町村とか業界団体とかでまだ補助があるうちに「やられてはどうですか?」と営業しようと思っています。

 

3回のコンサルが終わったあとはどうしようと思っていますか?

 

(川村さん)私がやっている活動は基礎の基礎です。講座はプロフェッショナル講座があったのでプロフェッショナル講座で学んだコンサルの需要が今後出てくると思います。そこにつなげたいですね。

 

今コンサルをやっている企業の反応はどうですか?

 

(川村さん)1件は顧問先の保育園で、ものすごくSDGsの理念のどを理解されていて、ありがとうと言われますね。顧問先でもあるので、今後も関わっていき、進捗度などの管理などを続けていきたいです。

 

最後に一言メッセージがあれば

 

(川村さん)コロナでSDGsは大幅に遅れています。私は2020年11月に受講しましたが、その時と状況はあまり変わっていないのでは?と思っています。取り組むなら今だと思います。社会貢献でもあるので、やりがいのある事業なので、是非とも参加することを勧めします。

 

 

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